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買い安い!初心者におススメの万年青、5つ 引越しおもと
今回は、買い安い!初心者におススメの万年青、5つということで手ごろな万年青、入門者向けの万年青をご紹介します。
私がなぜこの万年青たちをオススメするのかというと、丈夫で、価格が買い安く、縁起が良いからです。
どの万年青も世に出た当初は高級品だったものが、非常に丈夫でよく殖えるために価格が下がり、買い安くなっています。
早速見ていきましょう。
新生殿 しんせいでん
いろんな本で表紙になっている、万年青界を代表する万年青です。
万年青らしい美しい葉姿に、力強い雅糸竜が昇り、中型なので迫力があります。
新生殿という字が、新しく生まれる御殿ということで、新居にもっていく引越し万年青でも人気の品種です。
大黒殿 だいこくでん
名前の通り、お金が貯まる万年青、とも呼ばれています。
この万年青の特徴は、襟組と呼ばれる葉が重なる部分の美しさです。5~10年たって親木になると、十二単のような美しい襟組を見せてくれます。
大黒殿の親 襟組が美しい
錦鉢にするとより高級感があります
瑞泉 子が出やすい
瑞泉 ずいせん
小型のてのり万年青で、出た当時は今でいう100万円の価値がある万年青です。とても丈夫で殖えが良かったので初心者万年青になりました。
マニアの方には、100本に1本、1000本に1本ともいわれる瑞泉の縞覆輪をオススメしますが、価格が10倍になります。
芸の質ぴか一
嶺雲
嶺雲 りょううん
この中では一番、元の緑の色が濃く、生命力があるのがこの嶺雲です。
葉は、名前の通り嶺の雲のように変化自在。独特の美しさがあります。
嶺雲
お多福 おたふく
丸みのあるかわいらしい丸葉で、新居に福が舞い込んできそうなお多福。
お多福
プレゼントとして、自分のお祝いとして万年青の豊明園の一番人気なのがこのお多福です。
明治26年、内国博覧会にて明治天皇がお買い求めた、由緒正しいおもとでもあります。
お多福は丈夫で、子も出やすい
まとめ
はい、5種の丈夫で、買いやすく、縁起の良い万年青5種を 今回はご紹介させていただきました。
今回の万年青は非常に丈夫で、小型のため赤い実は付きませんが、リビングや床の間、トイレ、玄関など場所を取らずに楽しめます。
プレゼント用に高い鉢にしたり、苗でなく親株になりますと少しづつ高くなります。気の知れたお友達なのか、大切な取引先なのか、様々なシーンに合わせて鉢に気を使ってもよいですね。
買い安い!初心者におススメの万年青、5つ part 2
今回は、以前にアップした買い安い!初心者におススメの万年青、5つ 引っ越し万年青や入門おもと が好評だったので、続編をお送りしようと思います。
今回も、丈夫で、価格が買い安く、特徴のはっきりした万年青5つをご紹介します。
前回と同じく、万年青の質は最高だが、非常に丈夫でよく殖えるため価格が下がり買い安くなっています。特に、初心者にとって特徴がはっきりした万年青はラベルの付け間違いなどもなく安心です。
早速見ていきましょう。
大勲 ふくよか
見た目が愛らしく、ここに赤い実がつくと最高のお祝いおもと。
丸みのあるフォルムに葉先がキュッと尖るのもカッコいい。
赤い実が付きやすいのも特徴。
玉輝冠 大正時代からの万年青の王道
小型の羅紗万年青の基本のキ。
乱れることなく葉は重なり、極まった芸はその名の通り、玉が輝くよう。
1才から5才の変化には驚く。
剣舞 万年青界の暴れん坊将軍
剣の舞、と書くように、若いころは暴れん坊将軍のように葉が好き勝手に出て、子供もどんどんでる。
親になるころには落ち着いて、並みの羅紗では太刀打ちできない芸をみせる。
雪雷 突然変異のゼブラ柄
この木は、元々雪渓錦という写真の大型の木が、芽変り・突然変異をしてできた。元の木の3分の1ほどの大きさの小型になり、ゼブラ柄、万年青の世界では矢筈柄という柄が出るようになってしまった。
非常に丈夫。
雪雷の元木 雪渓錦
最高峰 最高の峰を作っていこう
名前の通り、葉が数多く重なり、最高の峰をみせてくれる。
一年に出る葉数が多いので、葉が貯まりやすく、作っていてストレスがない。
まとめ
はい、5種の丈夫で、買いやすく、特徴のはっきりした万年青5種を 今回はご紹介させていただきました。
今回の万年青は非常に丈夫で、大勲以外は小型のため赤い実は付きませんが、どれもピリッとした特徴をもった最高の万年青たちです。是非ご自分でその変化を楽しんでみてください!!
●動画解説 【初心者にオススメ!】買い安い万年青5品種 大勲 玉輝冠 剣舞 雪雷 最高峰
【万年青の豊明園】【low-cost and high-quality OMOTO 】Rohdea japonica
愛玉殿 | 芸の愛玉殿 |
愛国殿 | 姿の愛国殿 |
関白 | 丈夫なハリセンボン |
羅紗逆鉾 | 羅紗の異端児 |
瑞雲海 | 雀の究極形 羅紗雀 |
買い安い!初心者におススメの万年青、5つ part 3
今回は、以前にアップした買い安い!初心者におススメの万年青、5つ や お酒が呑める入門おもと が好評だったので、続編をお送りしようと思います。
今回も、丈夫で、価格が買い安く、特徴のはっきりした万年青5つをご紹介します。
前回と同じく、万年青の質は最高だが、丈夫でよく殖えるため価格が下がり買い安くなっています。特に、初心者にとって特徴がはっきりした万年青はラベルの付け間違いなどもなく安心です。
早速見ていきましょう。
愛玉殿 芸の愛玉殿
芸の愛玉殿と常に言われてきただけあって、入門価格で最高級品をも凌駕する芸を楽しめます。
出世をしていく羅紗らしく、若いころは、これまでの芸をするとは思えない、変化の非常に激しい品種。
昭和の中頃には人気によって数が殖え過ぎて価格が下がってしまいました。志ある業者が買い集め、芸の悪いものが焼却され、価格がまた上がっていきました。
愛玉殿3才
愛玉殿3-4才
愛玉殿3才
愛玉殿当才 1才
次にご紹介する愛国殿と、芸の愛玉殿、姿の愛国殿と常に対比して愛されてきた。
愛国殿 姿の愛国殿
姿の愛国殿の名の通り、姿勢の良い美しい姿は見ていて清々しい。
細葉系の特徴で、一年の葉数が多く、愛玉殿と共に、片繰りをしない、初心者のための品種。
関白 丈夫なハリセンボン
中型で、深い緑のこの木は、日をしっかりとることで真っ白な矢筈柄がでます。
肥料が少ないと、棒のような葉が何本もでて、適度な肥料では葉巾がでます。
子供もよくでて、非常に丈夫。
羅紗逆鉾 羅紗の異端児
普通は葉の上が変化するのを楽しむのが羅紗系統です。
これは、葉の裏側が変化し、写真のように独特な姿を見せてくれる、羅紗の異端児です。
小型で特徴がはっきりしていて、株立ちになり易いです。
瑞雲海 雀の究極形 羅紗雀
この雀系統というのは、葉先に雀の嘴くちばし ができるグループですが、このグループは葉が薄いものがほとんどでした。
そこに、葉肉が特にぶ厚く、雅糸竜などの芸も現す、雀の究極の姿が現れました。
葉肉が厚いにも関わらず、一年に出る葉数が多いので、葉が貯まりやすく、すぐに作品に仕上がります。
まとめ
はい、5種の丈夫で、買いやすく、特徴のはっきりした万年青5種を 今回はご紹介させていただきました。
今回の万年青はどれも非常に丈夫で、赤い実は付きませんが、どれもピリッとした特徴をもった最高の万年青たちです。是非ご自分でその変化を楽しんでみてください!!
●動画解説 【初心者にオススメ】買い安い万年青5品種 part3 愛玉殿 愛国殿 関白 羅紗逆鉾 瑞雲海
【万年青の豊明園】【low-cost and high-quality OMOTO 】Rohdea
春日錦 ビリと葉重ね
お酒が呑める万年青
買い安い!初心者におススメの万年青、5つ part 4
今回は、5000円以下で苗の買える丈夫な万年青を紹介します。
おなじみ、瑞泉、嶺雲、愛玉殿、玉輝冠、春日錦といった万年青の他に、月光冠、諏訪錦、白雲閣、聖寿冠、大八州をご紹介します。
これらの万年青の特徴は、まず丈夫で、よく殖えるので価格が買い安いです。芸の質はどれも値段以上、というよりも今のトップの万年青に勝るとも劣らない特徴をもった万年青です。是非、ご自身のお棚でその生長、毎年の変化を楽しんでください。
また、価格が安い分、最初から親木を買ってもそこまでの金額にならないので、親木で楽しむ方も多いです。初心者さんの最初の感想は、ほとんど万年青は変わらない、、となることが多いので、私たちは本格的に始められる方には1本、親木を棚入れすることをオススメしています。5年、10年育てるとここまで変化するんだ、ということが分かっていると楽しいですからね。
では、5000円以下で苗の買える丈夫な万年青10品種、いってみましょう!
やはり瑞泉!10年前は殖え過ぎて1000円で苗が買える事もありましたが、海外勢が買いあさり、日本の瑞泉の半分は海外に売られてしまったともいわれます。こちらは全国大会でも賞に入ることも多いので、親木の完成木は1万円を超え、数万円になることも稀にありますが、5000円以下で良い苗、若木が手に入ります。
芸の本質 嶺雲、愛玉殿、玉輝冠、春日錦
羅紗の定番中の定番です。玉輝冠は玉輝型、春日錦は春日型といわれるほど姿、芸の基準になっているものです。V字型で少し立ち葉の玉輝冠、二段下げとも言われ、葉が降り下がる春日錦、愛玉殿の幅広で堂々とした姿は風格があります。嶺雲の緑の濃さ、葉巾、丈夫さも羅紗を楽しむ上でベテランさんは皆通った道です。
小型の魅力 月光冠
この月光冠は羅紗の魅力を小型に凝縮しており、とても小さく可愛い木です。
立ち上がる覆輪 諏訪錦
この諏訪錦は覆輪が深く、独特な変化をしていきます。親になると、覆輪が上に立ち上がり、
名前の通りの白い雲 白雲閣
親になるにつれて、真っ白の雲を葉の上に出します。もこもこもこっと盛り上がる変化、白の美しさに驚きます。
聖寿冠
繊細な十二単じゅうにひとえ のような葉がたくさんでます。こういった細い葉の特徴として、一年にでる葉が多いのが特徴で、より姿が整います。
覆輪の深さ、立ち上がる覆輪 大八州
この木は覆輪の深さが特徴的で、親になる過程で鉞まさかり のような葉もみせる豪快な木です。
まとめ
万年青は買い安いものほどよい、とも言われるほど、入門者価格の質は最高といっていいでしょう。今でいう100万円以上の横綱品種をここまで安く買えるのも、先人が上手に増やし、後世に受け継いでくれたお陰です。できれば、その品種の中でもよいものを選ぶと良いでしょう。極端に小さなものや、覆輪が薄いので安いものよりは、特上苗や元気のある、勢いのある苗がおススメです。多少の葉きずは1年2年と作っていく内に新芽がかぶってくるので大丈夫です。